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肖像

ルーカス・コナン建築家 街の遊び場の設計と改修に情熱を注ぐ人

ルーカス・ コナンさんはランドスケープ建築家としてハノイの街に遊び場を設計する多くのプロジェクトに携わってから、ベトナムに愛着を持つようになりました。彼の情熱は自らが持つ知識を生かし、ベトナムのパートナーと協力しながら、ベトナムの子供たちが「生きているハノイ」の真ん中で楽しく遊ぶことができるように都市部の古い社会的空間を自然と調和した新しい遊び場に改装および再構築することです。

 

ルーカス・コナンさんは1997年にドイツで生まれ、フランスで育ちました。そしてケベック州のモントリオール大学 (カナダ) でランドスケープ・アーキテクチャーを学びました。大学卒業後、大学でティーチングアシスタントを務め、その後OxalisAssociated Landscape Architectsで働いていました。ベトナム、カンボジア、ラオスは文化の面で高く評価している国で、彼は個人的な理由でベトナムを選んだとそうです。ルーカス・コナンさんにはカンボジアで働いている家族がいます。特に科学研究の間、ベトナムの都市研究の専門家で、彼のチューターであるダニエル・ラベさんが社会的企業であるThink Playgroundsや建設大学などのパートナーと一緒に彼女の研究分野で働くようルーカス・コナンさんに勧めました.

ハノイの都市景観はルーカス・コナンさんに次から次へと驚きをもたらしました。ハノイの人々は首都のあらゆる路地に住み、探索すればするほど彼らの生活は歴史や古代の建築物と結びついています。これは世界のいくつかの国際的な都市とは異なり、ハノイにユニーク且つダイナミックで活気あるアイデンティティをもたらしています。

 

会社の同僚と協力して、街の遊び場について考えるルーカス・コナさん。

撮影:資料

現地調査に行き、ハノイのチュオン・ズオン・ド区の住民と話すルーカス・コナンさん。

撮影:ヴィエット・クオン

ルーカス・コナンと建築家で社会的企業Think Playgrounds社長のチュー・キム・ダック氏、フォレスト・ガーデン・プロジェクト現地調査の若者たち。

撮影:資料


ランドスケープ建築家ルーカス・コナンさんによるスケッチ。

撮影:ヴィエット・クオン

ハノイのタン・マイ2号住宅の遊び場に来たルーカス・コナンと仲間たち。

撮影:資料

 

ルーカス・コナンさんはベトナムに来て、Think Playgroundsと協力し、チュオン・ズオン・ド139通りにある「ホン川ボ・ヴォコミュニティ森林公園遊び場」の設計に参加しました。以前は、この場所は住民の生活に深刻な影響を与える環境汚染を伴った埋め立て地でした。彼はカナダとヨーロッパでのランドスケープ・デザイン・プロジェクトでの実践的な経験から、プロジェクトに技術的なサポート(ランドスケープ建設と都市農業デザイン)を提供しました。これはルーカス・コナンさんのお気に入りのプロジェクトです。

遊び場が設計され、建設が終わるとホン河のほとりに美しい自然の風景が広がり、この地域に住む人々、特に子供たちにとって有意義な生活空間を手にいれることができました。森林庭園の建設が始まった時、メキシコ、パリ、​​モントリオール、ハノイの四つの都市から多くの若者のグループが集まり、ここで共同体のイニシアチブについて話し合いました。ルーカス・コナンさんはベトナム - カナダ - フランスの間に森林公園コミュニティの架け橋を築いた人です。

「ホン川ボ・ヴォコミュニティ森林公園遊び場」は2021年初旬からチュオン・ズオン区婦人会の協力で始まり、緑豊かな森林公園をつくるために植樹を行いました。ルーカス・コナンさんはここに調査に来て、仕事をし、友人としてここの住民と親しくなり、プロジェクトが日々完成していくのを目の当たりにしました。遊び場スペースはコミュニティ森林公園が賑やかな空間になるように作られています。

 

共同体森林公園を訪れたルーカス・コナンさん。
撮影:ヴィエット・クオン

緑の木々に覆われた森林公園を見たときのルーカス・コナンさんの喜び。
撮影:ヴィエット・クオン


チュオン・ズオン・ド区の二人の生徒に夢の生活空間を描く練習を指導するルーカス・コナンさん。

撮影:ヴィエット・クオン

「ホン川ボ・ヴォコミュニティ森林公園遊び場」の新しい空間で遊ぶ子どもたちを見て喜ぶルーカス・コナンさん。
撮影:ヴィエット・クオン

ハノイのコミュニティ森林公園の最初のモデルは化学物質を使用せず、市内の公共公園のネットワークに繋がる自然な方法に従い、ルーカス・コナンさんによって設計されました。生活空間を改善するのに役立つ緑の遊び場があることによって、ここに住む人々と子供たちの顔に笑顔が見られることがこのプロジェクトでの彼の最大の喜びです。

この遊び場に加えて、ルーカス・コナンさんはハノイのタン・マイ2号住宅地の遊び場の設計と改修にも参加しました。ここもまた、不自由な子どもたちが思う存分遊べる美しく便利な新しい遊び場です。

街の遊び場プロジェクトに加えて、ルーカス・コナンさんはハノイの若者(16~30歳)の公共空間体験に関する科学ネットワーク(モントリオール大学、ベトナム社会科学研究所、ハノイ建設大学が参加)の研究にも参加しています。

 ベトナムを愛する若者の熱意で、ルーカス・コナンさんはベトナムのパートナーと協力して街の遊び場をリノベーションし、放棄され、汚染され或いは古いスペースを新しい緑と綺麗なスペースに変え、自然と繋がる住宅コミュニティを作るプロジェクトに彼の知識を活用し続けています。クオック・ダット氏 (Think Playgrounds副社長) は「ルーカス・コナンさんは自分の仕事に興味を持って仕事を愛しているランドスケープ建築家です。公共スペースに非常に関心があり、森林庭園にも精通しています。彼による街の遊び場プロジェクトへの貢献はベトナムの人々に本当に高く評価され、愛されています」と述べました。


 

文:ビック・ヴァン、 撮影:ヴィエット・クオンと資料


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